13:53

Windows XP mode + デュアルモニターでの表示のバグ

Windows XP mode の Windows XP モードアプリケーションを実行中に,デュアルモニターを使用するとデュアルモニターのほうが解像度が大きいとき,XPアプリケーションをフルに画面ないを移動できないという現象が起きた.

ちなみに使っている環境は,

  • ホスト: vaio vgn-sr-94fs
  • デュアルモニター: Buffalo GX-DVI/U2
GX側の解像度やモニターの位置関係を変更したときに,XPアプリケーションが動いてたら自動的に調節するか?というメッセージがでて,そのような移動できないという状態をなんとかするような動きが起こる.しかしながら,解消されるときと解消されない時がある.

まだはっきりとはわからないが,




のように,画面の上端を揃えておけば問題は起きないもよう.

19:09

VMware と XPモードとの違い

いろいろと都合があって,Matlab 2007a というソフトがどうしてもWindows7環境でうまく動作しない(TAB補完の挙動がおかしい).本格的な計算は別の早いデスクトップを使えばいいので,ある程度の速度でプログラミングができて動作を確かめることができればいいということで,仮想PC環境を入れる.

ここに書いたように,VMwareのほうが計算速度は速いのだが,それ以外の面でXPモードよさがでてきて,現在はXPに関しては,VMwareではなくてXPモードを使っている.二つの違いをまとめておく.


  • 計算速度: 計算速度はVMwareのほうが早い.ホストに迫る値だす.一方でXPモードは,シングルコアモードで動くので2コアなら1/2,ホストが4コアなら1/4程度の計算速度に落ちる.
  • USB機器との共有: XPモードではホストにつながっている機器には設定なしでダイレクトにつながる.ネットワークの共有フォルダとして表示される.VMWareでは,VMWareToolsを入れることでUSBが使えるようになるが,使えない時もあったし,ホストとゲストのどちらか一方でしか使うことはできない.(ゲストで使いたかったら,ホストの機器との接続はきれる).
  • フォルダ共有: XPモードのほうが優れている.設定なしにホストのすべてのドライブ(仮想CDドライブや物理CDドライブなどを含めて)へのパスが存在するので,ホストとまったく同じ感覚でフォルダや機器にはアクセスできる.VMwareでは,VMwareToolsをいれれば,明示的に指定することで,フォルダを共有することはできる.
  • 一体感?:圧倒的にXPモードが優れてる.XPモードでのOSモードでの起動ではVMwareのほうが計算速度としてもウィンドウサイズの可変機能といった面からも優れているが,単一のアプリケーションを使うという意味では,XPモードでの「プログラムファイル,Windows VirtualPC,Windows XP モード アプリケーション」から実行したほうがずっと手軽.通常のアプリケーションと同様にホストの画面内でアプリが動くので,仮想PC上で動いてるという気にならない.また,そのアプリからたとえばヘルプウィンドウといった別のウィンドウを生成したとしても,それも別のウィンドウとしてホストの画面内を自由に移動できる状態で動作する.VMwareの場合は,VMWareのウィンドウ内でしか,特定のアプリケーションについても,そのアプリから生まれたサブウィンドウなども配置することはできない.

19:39

Latex: 01. Latex環境の構築手順

手順のメモ

【Latex本体】

  • RAMドライブなどに ../latex/temp を移動.A:\textemp に移動したとする.
  • texinst755.zip を解凍.texinst755.exe とか exeファイルをLatexのインストールフォルダにコピー.
  • Win+R,cmd,そのディレクトリに移動して,>texinst755 A:\textemp インストールが始まる
  • コントロールパネル,システム,システムの詳細設定,詳細設定,環境変数,../bin への path を追加する.
【Ghostscript】
  • gs863w32full-gpl.zip を解凍して,setupgs.exe を実行
  • ../latex/share/gs などにインストール
  • 「Use Windows TrueType fonts for Chinese, Japanese and Korean」にチェックを入れる
【GSview】
  • gsv49w32.exe を実行
  • ../latex/share/Ghostgum などにインストール
  • GSview を実行
  • Option,Advanced configure にて,Ghostscript options に,「-dWINKANJI」を追加
【Dviout】
  • tex318w.exe を実行
  • ../latex/share/dviout などにインストール
  • Font path is not set. Install どったらこったらで,「はい」を選択して,「next」.続いて,「Guess」.検出されれば問題なし.さらに,「next」.
  • For font generation on demand, どったらこったらでは「gen:」.For PostScript,どったらこったらでは「gsx:」を押す.無事見つかれば問題なし.フォントのほうは「~mktexpk.exe --dpi ^d --bdpi ^D --mag ^M ^s」.Postscriptのほうは「~\Latex\share\gs\gs8.63\bin\gswin32c.exe」などとなるはず.設定後,「Finish」.
  • dvioutを起動して,メニュから option を選択して,graphicタブを選択.
  • 「GIF:」を「BMP(256 colors)」を選択
  • 「gdat:」に適当なディレクトリを選択しておけば,pbm ファイルをまとめて管理できる.
【アルファベットのスペルチェック: Aspell】
  • Aspell-0-50-3-3-Setup.exe を実行
  • ../latex/share/Aspell にインストール
  • Aspell-en-0.50-2-3.exe を実行して英語辞書を登録
  • 後のLabeditorにてパスを設定: (aspell --lang=en -c -t)
【PDF化の設定など: Adobe 】

  • Acrobat などを設定して,Adobe PDF プリンターを設定.

【好みのエディタ: LabEditor】
  • LabEditor.exe を実行.
  • メニュから設定,初期設定.
    • TeX: ../latex/bin/platex.exe
    • DVI Reader: ../latex/share/dviout/dviout.exe
    • MakeIndex: ../latex/bin/mendex.exe
    • BibTex: ../latex/bin/jbibtex.exe
    • DVI->PS: ../latex/bin/dvipsk.exe
    • DVI->PDF: ../latex/bin/dvipdfmx.exe
    • PDF Reader: acrobat など
    • PS Reader: ../latex/share/Ghostgum/gsview/gvwgs32.exe GSViewなど.
    • Spell checker: "../latex/share/aspell/bin/aspell.exe"
      パスを「"」で囲うこと.
      オプションとして,「--lang=en -c -t」

12:29

VAIO S VGN-SR94: 06. 設定 03 RAM活用 ERAM (on Windows 7 x64)

RAMドライブの活用方法のまとめ

【Tempの設定】
システム,詳細設定,環境変数にて,TMPとTEMPのパスを変える.
%USERPROFILE%\AppData\Local\Temp
を,A:\Temp に変更.

【ブラウザキャッシュ】
IEのキャッシュをA:\に移動
ChromePlus のキャッシュを移動

たとえば,

cd C:\Program Files (x86)\ChromePlus1.3.2.0\ChromePlusUserData\Default 
mklink /d Cache A:\TEMP

など.あらかじめ ChromePlusのキャッシュディレクトリは削除しておく.
これによって,Chromeのキャッシュは,A:\TEMPの中に作成されるので,SSDへの書き込みがなくなる.

【圧縮ファイルの解凍ディレクトリなどに設定】

19:49

VAIO S VGN-SR94: 05. 設定 03 RAMドライブ設定 ERAM (on Windows 7 x64)

4GBあるメモリを有効利用.
SSDへの無駄な書き込み回数を減らす意味もある.
ERAMというかなり出来のいいRAMドライブを入れる.多少手順が複雑.


  1. ERAMのホームであるここに行く.
    ・ 「ERAM for WindowsNT3.51/4.0/2000/XP Ver 2.23暫定版」である ERAMN220.LZH
    をダウンロード.
  2. ここから,fuck0665.zip をダウンロード.DLパスは小文字のアルファベット4文字.このRAMドライブの名前.
  3. ERAMN220.LZHと,fuck0665.zip を解凍する
  4. fuck0665\eramx64.exe を実行(core2duoの場合)して,ERAM2000 フォルダを選択して start
  5. fuck0665\XP64bit\ERAM_X64.INF を,ERAM2000\ にコピー.この時点で,ERAM2000フォルダには,ERAM_X64.INF, eram54.cpl, eram64.sys, eramnt.doc の4つのファイルがある
  6. ERAM_X64.INF を開き,56行目の「1 = %DisketteLabel%,%TagFile%,,%SubDirectory%」を「1 = %DisketteLabel%,%TagFile%,,;%SubDirectory%」に変更する.
  7. Driver Signature Enforcement Overrider というソフトをここからダウンロードする.リンク先の下にある Agree を押せばダウンロードが始まる.実行ファイル名は,dseo13b.exe
  8. dseo13b.exe を実行して,「Driver Signature Enforcement Overrider」ウィンドウにて,上から3つ目の「Sign a System File」を選択.その後,ERAM2000\eram64.sys を選択して実行.
  9. 続いて,「Driver Signature Enforcement Overrider」ウィンドウにて,上から1番目の「Enable Test Mode」を選択して実行.これで,Windowsがテストモードで動作するようになって,無署名のドライバをインストールすることができるようになる.
  10. 再起動
  11. ハードウェアの追加ウィザードを実行(「ウィンドウズキー+R」を押して,ファイル名を指定してて実行ウィンドウにて,「hdwwiz.exe」でもよい).
  12. 「一覧から選択したハードウェアをインストールする」,「すべてのデバイスを表示」,「ディスク使用」を選んで,ERAM2000\ERAM_X64.INF を選択.
  13. 再起動
  14. コントロールパネルに「ERAM」が追加されていれば終了.
13のプロセスにて,またはその他のプロセスを経て,ウィンドウズが起動しなくなっても知らない.

18:24

VAIO S VGN-SR94: 04. 設定 02 入れたソフトウェア(随時変更)

ただメモって置くだけ

  • PowerISO: 仮想CDの読み込み
  • Acronis True Image Home 2007:ディスクのイメージ化、及び保守全般。「試用モード」がかなりの神レベルに使いやすい。
  • Matlab R2008
  • VMware player 3: ubuntu,knob のために使う
  • Windows XP mode + VirtualPC2007: Windows7 で都合の悪いソフトのために使う
    • Matlab R2007a: プログラミング環境.ゲストだけ.
    • Windows TP: ウィンドウシェードなど.ホストにもWindowsTPは入れる.
    • KompoZer 0.81b: htmlファイルの編集.ゲストだけ.
  • Office 2007: ワードはtexで置き換えれるが,パワーポイント2007は最高.
  • ESET: 軽量・快適なファイヤーウォールとアンチウィルス
  • ChromePlus: ブラウザ.タブ複数段表示が実装されたら最強に見える.
  • WindowsTP ver 2.7: シェード及び最前面化などの制御
  • Lhaplus ver 1.57: 圧縮および解凍ソフト
  • JSOptimizer 0.2a: SSD向けの高速化の設定など
  • Adobe いろいろ
  • Latex環境: gs, gsview, labeditor, aspell, dviout など
  • orchis: ランチャー
  • まめFile5SE x64: ファイラー.一番初めに設定,オプション,動作1,動作の「圧縮フォルダーを使用する」のチェックだけは外してから使う.
  • EmEditor: エディタ
  • Peggy Pro for PHP: プログラミング用エディタ
  • Mathtype: 数式入力(数式エディタの代わりのようなもの)
  • WinShot: スクリーンキャプチャ補助
  • Unlocker 1.8.8: 消せないファイルを消す.
  • Canvas 11: ドローソフト
  • Personal Dictionary for Win32
  • VX-R Setpoint: VX revolution(ロジクール) のためのセットポイント
  • Expressivo
  • WiseRegistryCleaner

0:26

VAIO S VGN-SR94: 03. 設定 01 VMware&XP Modeの設定.ソフトの削除とOSのアップグレード・パーティション変更などなど

当初はOSの再インストールも視野に入れていたが,いくつかの使いたいソフトを個別に入れることがかなり厳しそうなので,リカバリーディスクとドライブのイメージという2重のバックアップをとってから,使わないソフトを削除した.


消すのはすぐにできるが戻すのは難しいので,とりあえず,試用版のソフトをすべて削除.

  • ATOK
  • なんとかとかいうスパイウェアの駆除ソフト
  • マカフィーのセキュリティソフト
  • アドビのフォトショとかいろいろ.
  • その他なんかあったかもしれないが,とにかく試用版はすべて削除.
その後,Windows Anytime upgrade を使って,Windows Professional x64 に変更.
この作業はあっさりいった.

これまで書いてるようにMatlab 2008 はXPでないと都合が悪そうなので,VMware を使ってたわけだが,試しにWindows XP mode を使ってみる予定.

(おそらく) type S までは,BIOS レベルで VT が無効になっていたようだが,vaio s からは,Advance の項目にちゃんとVTが有って,enable に設定できたので動かせるかどうかためしてみたい.

【Windows XP mode について】
使用できた.ただ,VMware よりも大分遅い気がする.
CrystalMark 2004

  • ALU: 12400
  • FPU: 13200
*追記:20091216
 VMwareはコアを2つ(最大では多分4つ)まで使ってくれるのに対して,XPモードではコアを1つまでしか使わないらしい.なので,スコアが低いの当然かもしれない.

ホストでのスコア


  • ALU: 29260
  • FPU: 21873

であることと,VMware によるこのスコアを比べるなら XP mode は遅すぎ.
ホストのフォルダ構造に簡単にアクセスできるのはいいが,同様のことはVMwareでも設定できるしさほど大きなメリットにはならない.

何れにしても計算速度の落ち込みがひどすぎた.

ま,とりあえず,Vaio のノートPCでもWindows XP mode は動作するということは分かった.

【VMWare 上での Windows XP】

  • ALU: 23002
  • FPU: 25944

なぜかわからんがFPUはホストを上回る.Crystalmark のせいなのかわからんが,見るべきところは Windows XP mode との間との差異.

【パーティション変更】
VMware やその他ソフトウェアを入れる前にパーティションを変更することにする.
128GBのSSDのうちの約10GBのリカバリー領域がもったいないのでこれをCドライブにマージする.なお,購入時点でパーティションは次のように切られてる.

  • 約10GBのリカバリー領域
  • 約100MBのブート領域
  • 約99GBのシステム領域
リカバリー領域を解放して,ブート領域を移動して,システム領域とマージする.

CDからブートすることができるパーティションを操作できるソフト Parted Magicを使った.しかしながら,処理後,Windows がエラーはいて修復しろって言ってきた.おそらく,ブート領域の問題だと思う.

Windowsのシステムディスク(Windows XP x64)を入れて,「修復する」を得れば自動でOSを検索して,処置をしてくれる.再起動後,チェックディスクが1度動いて,正常に起動するようになった.

多少焦った.
もともとは言ってるソフトを全部消してもいいってならもっとあっさりできるが,結構便利なツールが入ってるのでそーもいかない.とりあえず準備はできた.

現時点で,20GBの領域を Acronis の「試用モード」のための隠しパーティションとしているので(後に6GBに変更),
  • 100MBのブート領域
  • 99GBのシステム領域(21GB使用)
  • 20GBのAcronisリカバリー領域

となっている.