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matlab 2008a: 01. 日本語ヘルプがないヘルプの翻訳に関して

Matlab 6.0 の時代からずっとこいつを使っている.最近になってMatlab 2008a を使い始めて格段に機能が増えており使用感はなかなかよい.

ヘルプブラウザは以前はダメダメで普通のブラウザ(IEとかfirefox)を使ってヘルプを読んでいたわけだが,このバージョンだと日本語ヘルプと英語ヘルプの切り替えもうまく動作するようで,デモを含めてヘルプブラウザを使えるようになった.
すべてのツールボックスが日本語になっているわけではないので,必要な部分は自前で訳をする必要がでてくる.その訳はできればヘルプブラウザに反映しておきたい.何度も繰り返し見るだろうし,日本語のほうがいいにきまっとる(・ω・)

で,日本語ヘルプは jhelp ディレクトリ,英語ヘルプは help ディレクトリに格納されている.しかし,通常日本語ヘルプが提供されていない場合,自動で英語ヘルプが表示されるのだが,ツールボックスによっては,jhelp ディレクトリに格納されている jar で固まっている英語ヘルプが展開されて表示されるようになっているようだ.この展開されて表示されたヘルプファイルは,編集しようとしても編集できないため,訳を埋め込むことができない.

これに対処するためには次のようにするとよい.

  1. 展開されている jar ファイルの名前を変更して jhelp 側のファイルを読み込まないようにする
  2. すると help ディレクトリ側を自動で読むように切り替わる
  3. help 側は,jar の展開ではなく展開後のファイルの絶対パスでヘルプが表示されるので,所望の英語ヘルプが表示されていればおk
  4. ファイルが用意されていなかった場合は,先ほど名前を変えたjar を展開して,help 側のヘルプにコピーすればよい
jar でないヘルプは,編集が可能で,ヘルプファイルの実態は html ファイルである.特定の英文の後ろに日本語を差し込んで再保存すれば,ヘルプブラウザを更新すれば,日本語訳が組み込まれたヘルプを参照できるようになる.

*英語ヘルプに日本語を埋め込んだ場合は,文字コードは [UTF-8] で保存すること.ヘルプブラウザの標準文字コードはUTF-8のようで,変更することはたぶんできない.


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